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息子をPR申請に含めるべきか?そのメリットとデメリットを徹底解説

2024年8月


シンガポールで永住権(PR)を申請する際に、男の子のお子さんがいるご家族の多くが悩まれる、息子を申請に含むかどうかの問題。シンガポールでPRステータスを持つことには多くの利点がありますが、息子さんを申請に含める場合は、さまざまなメリットと注意すべきデメリットがあります。ここでは、それぞれの知っておくべきポイントを解説します。


メリット


1. 質の高い教育へのアクセス

シンガポールの教育水準は、OECD加盟国の中でもトップクラスを誇っています。PRの子供は、インター校と比べるとかなり安い学費で公立学校に通うことができます。また、PRとしてのステータスは、将来競争率の高いシンガポールの大学へ進学する際にも有利になります。


2. 医療・住宅補助

PRを取得すると、医療費や住宅補助など、シンガポールで生活する上で数多くの経済的恩恵を受けることができます。


3. 雇用機会の拡大

シンガポールでは、雇用主は外国人労働者に比べてPRを持つ候補者を好む傾向があるため、将来シンガポールで就職する際、就職やキャリア形成の機会を広げることができます。



デメリット


1. 兵役の義務

最大のデメリットは兵役(NS)の義務が生じることです。シンガポールでは、PR承認を得た第2世代の男性は2年間兵役に就くことになり、その後も予備役としての義務を果たすことが課せられます。


2. 学業やキャリアプランへの影響

兵役は学業やキャリアプランに影響を与える可能性があります。入隊の時期は決まっているため、大学進学や就職を一時的に遅らせる必要が生じる可能性があります。


3. PRステータスの喪失リスク

兵役の義務を果たさなかった場合、PRステータスを失う可能性があります。また、同時に将来両親を含めた家族全体のPRステータスに影響を与える可能性があります。兵役拒否によってPRステータスを失った場合は、将来再度PRやEP等の申請をする際にネガティブな影響が生じる場合があります。



男の子のお子さんがいる家族の申請の方が承認率が高いデータはありません。ただ、永住のための申請においては、小さな子供がいる申請者は、申請に子供を含めた方が審査時により自然な選択と評価されます。


息子さんをシンガポールのPR申請に含めることには、多くのメリットがある一方で、慎重に検討すべきデメリットも存在します。PRステータスは教育や就職などで大きな利点をもたらしますが、兵役の義務やその他の考慮しなければならない点が、本人だけでなくご家族にも大きな影響を与える可能性については注意が必要です。家族の長期的な目標や計画を考慮し、息子さんをPR申請に含めることのメリットとデメリットを理解した上で申請の準備を進めましょう。

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